2017年07月08日

わたしの「見和ぐ」風景

ずいぶんと長い間、Blogをお休みしていました。容量オーバーの時期が続いたので、その休養も兼ねて、本業を頑張る以外は家庭のことをしたり、植物を育ててみたり(おかげでパクチーやミニトマト、パプリカを収穫)、料理や運動など健康にフォーカスしてみたり。整体に行って体を元ある状態に戻す努力もして、ようやく、呼吸の浅い状態からふぅーっと深く息が吸える状態になったように思います。

お願いされると、自分のキャパシティを考えずに頑張ってしまう性格で、なかなか体の危険信号に気づけなかったりします。いつも自分のレベルの少し上を目指すことは成長につながると思って何事にも取り組みますが、度が過ぎるとよくないことを痛感。会社の仕事以外には予定を入れないでいると、心穏やかな日々が体に栄養を行き届かせてくれて、元気を取り戻しました。余裕があることって本当に大事ですね。

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さて、Blogを休んでいた間にも、毎月どこかに旅をしていました。今日も羽田空港から実家の徳島へ。第1旅客ターミナル2階出発ロビーのカウチに座り、辺りを眺めていると、「見和ぐ(みなぐ)」ということばに出会いました。『旅する日本語展』で、小山薫堂さんが選んだ日本語のひとつ。このことばをテーマに書かれた旅にまつわる短い物語に、片岡鶴太郎さんによる絵画が添えられた共同作品が、横長のターミナルにずらりと並びます。

「見和ぐ」とは、見て心が和やかになるという意味なのだそうです。わたしのふるさと、徳島には、まさに見和ぐ風景がたくさんあります。家の近くから望む吉野川、吉野川橋、眉山、建物に隠れることのない広い空━━。徳島を離れる前は立ち止まって見ることなんてなかったけれど、心にじんわり響く風景です。おいしい空気をたくさん吸って、また心機一転、頑張りたいと思います。
posted by Amelia at 06:14| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月22日

徳島に帰りたくなる本

故郷・徳島に帰りたくなった。いきものがかりの『帰りたくなったよ』が頭の中でリフレインしている。そんなきっかけになったのは、下北沢の本屋「B&B」で行なわれていたトークイベント。

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写真に写っているのは、徳島出身のガールズバンド・チャットモンチーの福岡晃子さん(左)と、アアルトコーヒーのオーナーの庄野雄治さん(右)。おふたりの共著として刊行された『徳島のほんと』のトークイベントだった。

2時間みっちり、ほーんとに素敵なトークだった。徳島の特産物のフィッシュカツや竹ちくわが出てきたり、金時豆がお好み焼きやちらし寿司に入っている話とか、庄野さんのお店が、マクドナルドやミスタードーナツも潰れてしまうほど人がいない商店街にある話とか(ちなみにこの商店街は、わたしの中学生時代の遊び場だったりする)、ガイドブックに載っているような上辺の徳島じゃなくて、阿波っ子の日常がトークに盛り込まれていた。

本屋の隅っこに、30人くらい聞きにきてたかな。きっと周りの人たちは「へぇ〜」と思うくらいの話を、わたしはひとり、胸をきゅーんと切なく鳴らしながら、『徳島のほんと』っていう本を握りしめて聞いていた。東京の、小さな本屋さんで、徳島の当たり前を共有できるなんて思って思ってもみなかった。わたしは観客として来ていて、もちろん一言もしゃべっていないけれど、徳島っていいところなんだよって、なぜか誇らしかった。
posted by Amelia at 21:59| Comment(0) | 徳島のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日

海辺に佇むカフェ

うのしまヴィラ」っていう名前、なんだか可愛い。旅先として、これまで茨城を選んだことがなかったけれど、実は女子が好きそうな可愛い場所がたくさんあることを知った。そのうちのひとつとも言えるうのしまヴィラは、すぐそばに太平洋を望める宿。木のぬくもりが感じられる造りの建物で、今回はここのカフェダイニング「CAFE&DINING海音(シーネ)」でランチをした。

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入り口のすぐ左手にはソファ・テーブルがあり、その奥にはテーブル席が並ぶ。庭に面したガラス窓からは潮風がふわりと舞い込み、窓越しに太田尻海岸が見渡せる絶好のロケーションだ。ランチメニューは、和風あんかけオムライスにトロ豚と彩り野菜のカレー、発酵豚の味噌カツ丼に本日の季節のパスタなど。これにミニサイズの発酵スムージーやサラダ、それからスープがついて1,080円。

わたしが選んだカレーには、肉厚の焼き豚や茨城が育んだ色鮮やかな野菜たちが乗っていた。ルーは少し酸味があって、あとでピリっとくる辛さはいい具合に体を刺激する。そうそう、これにデザートセット(ドリンク付540円)をプラスするのを忘れてはいけない。お店のオリジナルレシピで作られるデザートは、今回ほうじ茶プリンとシフォンケーキだった。

このプリンが、オーナーシェフも自ら絶賛するほどの美味しさなのだ。お店の人が自信を持って提供してくれるものは好き。そこにはこだわりや愛の詰まった美味しさがある。今度はここに泊まってゆっくりしたいなぁ。東京からなら、ちょっとそこまでっていう気分で気軽に週末旅ができそうだ。また行きたい。大切な人に教えたい──そう思えた、今回の旅の1番のお気に入り。