2014年11月18日

リタイアする飛行機と

先日、KLMオランダ航空が旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-11型機という飛行機のリタイヤを伝えました。日本航空もかつて運航していた機体で、旅客機としては同社がMD-11の最後のオペレーターでした。航空ファンにとって、昔から飛んでいた機体が空から姿を消すことは残念なことです。ですが、その寂しさの中でファンたちを騒がせているニュースを見つけました。同社とAirbnbがタイアップした企画です。

Airbnbは、サンフランシスコで2008年に誕生した企業で、部屋の所有者であるホストと、部屋を借りたい旅行者をつなげる事業を運営しています。ホテルではなく、現地の人が住む部屋に泊まることで、そこで「暮らすように旅をする」──まさに私が求める旅を実現してくれるサービスです。最近は日本にも浸透しつつあり、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

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〔写真:Airbnb.com〕

でも、それがどうKLMオランダ航空と関係しているのか──もうお気づきになった方もいるでしょう。そう、リタイアしたばかりのMD-11を宿泊先として提供するというのです。Airbnbのサイトに掲載された写真を見ると、機内はまるで住居のようにカスタマイズされています。空間を上手く使って配置された家具にセンスよく飾られたお花や絵画、キッチンはギャレーを使い、Wi-Fiの使用も可能、なんと映画も見ることができるそうです。アムステルダムのスキポール空港に停められたこの飛行機のコックピットからは、空港を離発着する多くの飛行機を見放題──うっとりするようなパノラマビューを頭に思い浮かべました。

この飛行機は、多くのお客さんを乗せて地球3675周相当の距離を飛び回っていました。こんなロマンのある飛行機を独り占めできるなんて夢のようなことです。でも利用できるのはたった3日だけ、それも11月28日から30日のそれぞれ1日が計3組に当たる抽選方式です。募集期間は11月20日まで、「この飛行機に泊まりたい理由と、誰と泊まりたいのか」を100語(英語)で書いてAirbnbのサイトへ送るだけ。私ももちろん応募しました。当たるかなァ? KLMのMD-11との最後のひと時を過ごすラッキーな1人に選ばれることを夢見て、今日も妄想しながら、幸せな気分で寝床についています。


posted by Amelia at 22:35| Comment(0) | 外資系エアライン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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