2015年04月17日

旅と思い出

今年の1月から10週間に渡って外国語ガイドの勉強をし、その集大成として3月のある土曜日に実際にガイドを行いました。観光客として来てくれたのは、アメリカ人のRonさんです。日本に住み始めてもう38年、私が生まれるずっと前から日本にいるので、私より日本のことを知っているだろうし、日本語も理解できるはず。それでも、英語だけで、何も分からない旅人を装ってくれたRonさんが、私の初めてのガイドのお客さまでした。

ガイドを務めたのは、東急池上線・池上駅をスタート地点とし、池上本門寺、それから門前町の商店街を巡るコースです。私の担当は、本門寺の総門と此経難持坂という石段、それから仁王門についての説明でした。初めてのガイドでドキドキ、何をしゃべったのか、もう既に覚えていません。写真中央の赤いコートを着ているのがRonさん、そしてその周りを囲む6名のメンバーでしたが、チームで色々と準備して臨んだこのガイド、きっと池上の町を訪れる度に思い出すんだろうなと思います。

29C227CD-BF45-4BC9-A015-8ECF2C2ED033.jpg

ガイドの途中で、Ronさんがこんなことを言いました。「お土産にはね、それそのものよりも大切な価値があると思ってるんだ。僕は、旅先で必ずベースボールキャップと、コーヒーマグを買うんだけど、旅から帰ってきて、それを使う時には必ず旅先のことを思い出す。もらった側も、これはいつ誰にもらったなって、使いながらその人のことを思い出すんだと思う。お土産って、そのモノの価値よりも、それに詰まった思い出が大切なんだ」と。これには妙に共感──なにか思い出が伴うものはずっと忘れることがありません。

なぜ私が外国語ガイドの勉強をしようと思ったのか。海外などの慣れない土地では、人に優しくされたり、現地の人しか知らないようなことを教えてもらうと嬉しいものです。人の温かさを感じると、その土地までもが好きになってしまう──そんなことってありませんか? 近年、訪日外国人観光客は1,300万人を超え、今後も東京オリンピックに向けてさらに増えることは間違いありません。また日本に来たいと思ってもらえるように、旅する外国人を見かけたら、「何か困ったことはありませんか?」と声をかけることから始めようと思っています。


posted by Amelia at 22:41| Comment(0) | 旅の出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。