2015年05月30日

あれから10年

10年前の今日、それまで一度も経験したことのないような感情を抱いていました。楽しみと、興奮と、ちょっぴりの切なさが入り混じり、寝つけない夜でした。高校を卒業したばかりの小娘が、初めて海外に飛び出す前夜のことです。

その前の夏に、「アメリカに行きたい」と両親に打ち明けました。4年制の大学に進学したいと──。ビックリして反対した母と、行きたいなら行きなさいという父。最終的には両親ともに私の夢を応援し、背中を押してくれました。外国を意識し始めたのは、小学生の時に、通信教育講座の付録についてきた25セントコインを見た頃から。たった30円ほどの価値の通貨が憧れのきっかけなんて笑ってしまいますが、当時は大切にしていたことを覚えています。

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出発は成田空港、第1ターミナルの北ウイングからでした。ご覧の写真は、出発前に母と撮った1枚です。あの頃は若くて、できないことは何にもないと信じていました。パワフルだったなぁ。3姉妹の末っ子で負けず嫌い、やりたいことはやると自由気ままに育った私は、向こうにいる間も、両親にたいして相談もしないままマーチングバンドに入り、メキシコに留学し、休暇中にフロリダでホームステイし、勝手に行動して随分心配をかけました。

「辛かったら、いつでも帰ってきていいけんね」、これが私の母の口癖でした。「帰るわけないやん」そう言って頑張る私の性格を、母は見抜いていたのでしょうか。この言葉があったから頑張れた、今となってはそう思います。今、大橋卓弥さんの「ありがとう」という曲を聴きながら、あの頃と今の自分をリンクさせています。あれから10年、あなたの願うような私になれていますか? あの頃も今も、いつも味方でいてくれる家族に、心からありがとう。


posted by Amelia at 22:47| Comment(0) | アメリカ留学時代のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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