2016年01月17日

羽田空港が世界一清潔な空港である理由

今日の「Yahoo!ニュース」にも記事が掲載されているようですが、羽田空港の清掃人である新津春子さんの仕事の流儀に感銘を受けています。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で2015年6月に放送されて話題を集め、私は同年12月末に発売された新津さん著書の『世界一清潔な空港の清掃人』を読みました。"世界一清潔な空港"というのは羽田空港のことで、世界の空港や航空会社の格付けを行う英国のSKYTRAX社により、2013年から2年連続で「世界で最も清潔な空港」に選ばれています(2015年は仁川国際空港に次ぎ第2位)。

新津春子さんは、24歳の頃に羽田空港で清掃の仕事をはじめました。コツコツと積みあげてきた技術が功を奏し、27歳のときに最年少で全国ビルクリーニング技能競技会全国一位を獲得。現在は第1、第2、国際線旅客ターミナルの清掃の実技指導をしています。世界一清潔な空港の指導者ですから、その技術は世界一と言っても過言ではないでしょう。私が好きなエピソードは、羽田空港を運営する日本空港ビルデングの社長賞受賞時に、その副賞の30万円をすべて使って買ったお菓子を関係者全員に配ったこと。「全員で力を合わせて達成したことだから分かち合いたかった」、「空港のお店で何か買えば還元できると思った」というコメントには、新津さんの仕事に掛ける優しさと誠実さを感じました。

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「私は、空港に一歩入ったら、自分の家だと思って仕事をします」と新津さんは言います。自分の家の来客にするように、空港を訪れる人たちが何か困っていないか、何か聞こうとしていないか、ひとりひとりのお客様を見ているのだそうです。目をむける範囲は清掃するエリアだけでなく、お客様も同じで、何か困っていたら手を差し伸べているのです。新津さんは清掃をする対象や、実際にそれを使う人まで思いやる気持ちで心を込めて仕事をしていると言い、この流儀はどの仕事にも当てはまるのではないかと、ずしりと心に響きました。

羽田空港のターミナルは本当にきれいです。でも、意識して見なければ、きれいだと実感することはあまりありません。いつも清潔に保たれていて、それがごく自然なのです。自分の家も普段から掃除をしていなければ、きれいな空間を保つことはできません。空港も同じで、羽田空港が世界に誇るほどの清潔さをキープしているのは、決して当たり前ではなく、新津さんをはじめ約500名の清掃人の仕事ぶりの成果なのです。感謝して、空港を利用したいと思います。


posted by Amelia at 22:08| Comment(0) | 羽田空港 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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