2016年10月08日

とんぶりとコキア

「コキア」を見にいくと聞いてもピンときませんでした。調べてみても「ほうき草」とか、秋になると紅葉するとか、よくわからない。でも、「とんぶり」がコキアの実だということを知って、興味がむくむく。とんぶりって確か秋田県の名産だったかな。深緑の小さな小さな実で、塩味のとんぶりの瓶詰めを東北のお土産にもらったことがありました。お味噌汁に入れたり、納豆に混ぜたり、シンプルにご飯にのせて食べるだけでもプチプチした食感でおいしかった──。

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そんな記憶を引き出しながら訪れたのが、茨城県北部・ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園です。西口ゲートから左奥の方向に10分ほど歩くと「みはらしの丘」に到着。そこには、コスモス畑と並んで「コキア」と呼ばれる丸っこい植物がもこもこと整列していました。その姿カタチは大人のマリモ。まるまると、コロコロしていて、可愛い。ここのコキアは食用ではないけれど、こんなに可愛い植物からあの珍味ができるなんて!

コキアは、15pくらいの苗から70〜80pにまで大きくなるのだそう。この時期には大きく成長し、すき間なく丘全体を覆っていました。夏場は真緑だったのが、10月も中旬頃になると真っ赤に色づきます。わたしが訪れた10月上旬のコキアも茎の部分が赤みがかってきていました。丘の曲がりくねった散歩道を歩きながら見る、32,000本のコキアは絶景。真っ赤な姿も見たいけれど、10月下旬を過ぎて枯れ始めると、夕日に照らされて黄金色に見えるそうで、きっと訪れる時期によって印象も変わるのでしょう。

みはらしの丘は、春(4月下旬〜5月中旬)には詩歩さんの著書でも紹介された「ネモフィラ」というパープルブルーのお花が丘を飾ります。夏は緑葉のコキア、そして秋には紅葉のコキア。冬は保温シートで冬眠するそうですが、他のエリアには早咲きスイセンや寒咲き菜の花など、四季折々のお花が欠かすことはありません。わたしはやっぱり真っ赤なコキアが見たいなぁ──来年の秋は紅葉狩りのかわりにコキアを見に行こうと、新しく買ったばかりの来年の手帳にシルシをつけました。


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