2014年06月19日

ニジェールで飛び続ける飛行機

友達が、ある記事をFacebookでシェアしていました。それとなく読んでみると、そこには驚きのストーリーがありました。「plane」という単語を見つけただけで、興味本位で読んでいた自分が恥ずかしい──。

1989年の9月にまで遡る出来事。UTA772便に悲劇は起こりました。今はもう存在しないUTA航空というフランス民間航空会社の飛行機でした。中央アフリカのコンゴからフランス・パリへと向かう途中のこと。その機体の荷物に搭載されていた爆弾が破裂し、機体は大破。乗っていた乗員・乗客170名は全員亡くなりました。爆破した機体の残骸は、ニジェールのサハラ砂漠の広範囲に渡って今もなお残っています。一番近い町から400マイル(約644キロ)も離れた辺りに。

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事故から8年の月日が経ち、「Les Familles de I'Attentat du DC-10 d'UTA」という遺族や現地の人々で構成された団体により、犠牲者の追悼碑が造られました。右側の主翼をその慰霊碑のシンボルにして、その前に石などを用いて描かれた丸の大きさは約61メートル。その周りに並べられた鏡は、この事故で犠牲になった人数と同じ170個です。鏡は全て割れており、事故の悲痛さを物語っているようです。そして犠牲者全員の名前が、モニュメントとなった主翼に刻まれました。

この慰霊碑を上空から見ると、本物の飛行機のように見えるといいます。大きさは事故にあったDC-10という機体と同じ。機首はちょうど、772便が向かっていた方向を指しています。まるで今でも乗客を乗せて飛んでいる飛行機のように。

Googleで、「16°51’53″N, 11°57’13″E」を検索してみてください。ずっとクロースアップしていくと出てくるのは飛行機のアイコン。上で書いた、UTA772便の航空事故で犠牲になった乗員・乗客の慰霊碑の形です。この事故のことがこれからも忘れ去られることのないように。



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2014年06月16日

どうじょ!

どうじょ?  ドジョウ?  魚?──これが一体何のことだか直ぐに分かった方はいるでしょうか?韓国人が日本語を喋る時に訛りが出た結果、まだ完ぺきに話せない子供のような可愛い言葉になることに気づきました。それは機内で抜かりのないサービスをしてくれる綺麗なキャビンクルーのお姉さんも同じでした。

もうお分かりでしょう。「どうじょ!」は「どうぞ!」のこと。何かを頼む度に、そんな可愛い日本語で対応してくれるものだから、私の顔はニヤニヤしていたと思います。いや、決して笑っていた訳ではありません。微笑ましいなと──なぜか、これがアシアナ航空A380の初便に乗った時に1番印象に残ったことでした。

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まぁ、そんなことはどうでもよく、アシアナのA380はなかなかの機体でした。私は「トラベルクラス」と呼ばれるエコノミークラスに乗りましたが、シートはゆったりしていて快適。写真のように、シートの厚みが随分とスリム化されていて、その分空間にゆとりがありました。また、エコノミークラスに乗るならアッパーデッキ、2階席がおすすめです。2階という他の機体にはない特別感を味わえる他、1階が3−4−3(−は通路)の座席レイアウトであるのに対し、2階は2−4−2で配置されています。窓側の席には、窓の下に荷物収納スペースがあることもポイントの一つです。

ただ、座席間の隙間が少し空きすぎで、前後の乗客のようすがよく見えてしまうことが残念でした。エコノミークラスとは言え、もう少しプライベート感を大事にしてくれれば良かったと思います。「OZ:enter」と名付けられたIFE(インフライト・エンターテイメント・システム)は、A380のために考えられた最新のシステムで、全クラスに導入されているようす。でも何が従来のものと違うのかあまりよく分からず。エコノミークラスでも画面が11.1インチと大きく、タッチパネル操作は使いやすかったものの、映画をつけてみると、日本語吹替に字幕が中国語という、残念なところも目立ちました。

搭乗・降機中に、機内で流れる音楽もあまりセンスがなかったなぁ。クラシック音楽は好きなのですが、歯医者さんにいるような気分になりました。フルオーケストラではなく、アンサンブルのクラシック。あれ、なんだかレポートの内容が辛口になってきているようです。クルーの対応、機内食、操縦など、全体の評価としてはグッド。ただし、なんだか突っ込みどころのある部分が印象に残ってしまったフライトでした。
posted by Amelia at 18:42| Comment(0) | 外資系エアライン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月13日

アシアナ380

今朝は早起きをし、はるばる成田空港まで来ています。羽田空港まで10分という場所に住んでいるにもかかわらず成田空港まで来た理由は、ある飛行機に乗るため──アシアナ航空のA380デビューフライトです。有償便の初フライトに成田空港が選ばれたことを先日のBlogにも書きましたが、やっと自分の目で見たことを書ける日が来ました。

アシアナ航空のA380はつい先日の5月26日に、フランス・トゥールーズのエアバス社でデリバリーされました。総2階建ての巨大なモンスター飛行機が大好きで、ニュースされる度に注目しています。A380と言えばやっぱり2階席。エコノミークラスですが、417席あるうち108席だけ2階に配置された座席を確保しました。全高約24メートルの高さに座り、上から他の飛行機を見下ろしてやろうと思っています。

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でも、本当に成田まで飛んで来るのかなぁと、ついさっきまで心配していました。最近は就航延期などのニュースがよく話題にあがり、もしかしてアシアナも?  なんて思わなかったと言うと嘘になります。運航情報をチェックしてみると、まだステータスがついていない。時間は朝8時半──仁川(ソウル)からの出発時刻は9時の予定でした。「搭乗中」になっていてもいいはずなのに。

携帯を握りしめて、毎分毎秒何度チェックしたでしょうか。9時29分──やっと「出発済」にステータスが切り替わりました。やった!  成田に飛んでくるのは、飛行中にトラブルが発生しない限り間違うなさそうです。今から仁川行きの搭乗開始まで1時間半。のんびりラウンジで寛ぎながら大好きなA380を迎えたいと思います。そう言えば、さっき滑走路の向こう側で、消防車がアシアナ380のためであろう放水の練習をしていました。今、ラウンジの外をふと見ると、さっきの消防車が通り過ぎていきました。いよいよお祭り騒ぎが始まります。

posted by Amelia at 07:47| Comment(0) | 外資系エアライン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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