2014年10月28日

カフェから心の旅を

赤レンガの壁に白の扉とテラス、それから濃紺と落ち着いたゴールドの文字の看板がセンスの良い外観。欧米の雰囲気を醸し出しているのはライブラリーカフェ自由が丘』です。自由が丘駅から歩いて5分ほどでしょうか。沿線の閑静な住宅街にひっそりと佇む新しいカフェに、お邪魔しました。

「ようこそ。」とドアを開けてくれたオーナーの高良さん──チャーミングな笑顔と店内へと差し込む光がとても綺麗で、窓枠からのぞく木の緑色が安らぎを与えてくれました。

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店内に足を踏み入れると、左手に重厚感のある本棚が目に留まりました。アメリカから遥々やってきたこの本棚には、色んなジャンルの本が並んでいます。私のお気に入り、小川糸さんの『食堂かたつむり』や、憧れの地・パリの本を見つけて、思わず嬉しくなりました。ジャンル別に並べた方がいいんじゃないかと言う声に私は反対。無造作に置かれた本の中から「これだ」という本を見つけた時の喜びは一入だと思うからです。

私が注文したのは、高良さんのおすすめのキャラメルカプチーノ。珈琲はブラック派の私は、甘い珈琲が少し苦手です。でも、予想に反して甘くない──自家製のキャラメルを使ったカプチーノは、ほろ苦い大人の味です。そこに、ブランデーが入った白い陶器がそっと差し出されました。「カプチーノに少したらすといいですよ。」という高良さんのアドバイスのままに数滴たらしてみると、キャラメルのかすかな甘さと、ブランデーの香り、珈琲の苦みがちょうどよく、口の中で交わりました。


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2014年06月07日

ブックカフェと旅

思いがけずまとまった時間ができたため、気になっていたブックカフェを訪れました。東京・丸の内のKITTE(キッテ)内にある「Marunouch Reading Style」です。外国雑貨や本を売っているお店──ただそれだけでも素敵だったのに、カフェが併設されていて、お店の本を購入せずにカフェで読んでもいいと言うのです。珈琲、本、外国雑貨──私の「好き」が集まったお店に感激しました。

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早速、どんなものかとカフェの真ん中の席を確保し、本を探しに行きました。本と言っても、売れ筋ベスト10のような新刊はありません。外国や旅に関する本、カフェや食べ物の本など、ある一定のジャンルから、スタッフによって厳選された本ばかり。特に旅に関する本に私の目が光ります。

そこから私が手に取ったのは、角田光代さんの「いつも旅の中」。著者の旅エッセイです。実は私、根っからの旅エッセイ好き。本の中に町の名前が出てきては世界地図を広げ、あ、ここか。この人はここの地に立ち、こんな物を食べ、こんなことを思い、こんな経験をしたんだな、とその場所に思いを馳せています。私ってなんて暇人。

そして、私もこの本を書いている人たちみたいにもっと旅に出る時間とお金があればと、よく羨ましく思うことがありましたが、その結果、ある考えにたどり着きました。きっと限られた時間とお金の中で、ない頭を駆使して行く旅だから楽しいんだと。それからは、数少ない旅を最大限満喫するようにしています。

そう言えば、私が以前、旅先でホームシックのような気持ちになることがあると話した時、こんなことを言っていた人もいました──旅は帰る場所があるからいいんだよ。帰る場所があってそこを恋しく思うのはきっと本音だね──そう。全くの本音です。こんなことを思いながら、ブックカフェで一人感慨にひたっている人がいたらそれは私かもしれません。
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2014年04月27日

トスカーナと豆

前菜のブルスケッタと、ひよこ豆のズッパ(スープ)が食卓に並び、「Buonappetito(さぁ、召し上がれ。)」とかけ声があがった。

お汁も、ご飯も、おかずも全て揃って初めて「いただきます。」と手を合わせる風習の中育った私には少し違和感を感じたが、あぁ、そうか、これがヨーロッパだと、やけに納得した。

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イタリアのお母さんは大変だ。スープが終わる頃を見計らって、次はメインディッシュを運んでくる。そして、ドルチェまでしっかり順番に用意するのだ。

ふっくらした体型の人が多いからか、料理の味つけは濃いという先入観があった。でも、本当はそうでもないようだ。ひよこ豆のズッパも塩だけでシンプルに味つけされていた。だからなのか、素材の甘みを活かした、奥行きのある優しい味がした。

この食卓の舞台はトスカーナ。イタリアの中央に位置する田園風景の素敵なエリアだ。地域柄、海の幸も山の幸もよく食べるそうだ。中でもよく出てくるのが豆。ガルバンゾや、エジプト豆とも言うようだが、「ひよこ豆」と言うとピンとくるかもしれない。ひよこの形をした、名前通りの豆だ。

本当にトスカーナで食事をしていたら、もっと良さが伝えられたかな。残念ながら、これはイタリアでの体験談ではない。電車でほんの30分、代官山でのある日のことだ。

フードコーディネーターのSHIORIさんから、彼女が実際にイタリア・トスカーナで身につけた思い出の味を伝授してもらえたのだ。これを今度は私がどこかで振る舞えるように。さっそく今夜、キッチンに立ってみようと思います。トスカーナに思いを馳せながら。


posted by Amelia at 19:10| Comment(0) | Cafe | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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