2014年10月14日

エミレーツ航空の客室乗務員

エミレーツ航空の客室乗務員になるには、まず30倍の壁を乗り越えなければなりません。昨年の採用実績は、12万人の応募者のうち面接へ進んだ7,500人の中から4,000人が採用されました。ドバイ行きの切符を手にしたのは、応募者のうちのたった5%です。

難関を突破して入社すると、まずエービエーション・カレッジでの訓練が待ち受けています。今回はその訓練センターを視察しました。Initial Trainingと呼ばれる初期訓練は約8週間でスケジュールされています。何よりも初めに行うのは、アラビア文化を学ぶこと。アラビックコーヒーとデーツ(ナツメヤシの実)でお客様をもてなすことは、エミレーツ航空の接客の基本です。

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それから、安全訓練、メディカル訓練と続き、セキュリティ訓練を経て、ようやくあの制服の袖に腕をとおすことができる──まさに感動の瞬間です。それまでは赤いポロシャツと黒のトラウザーで訓練をしているそうで、訓練センターを歩いていても、そのポロシャツ姿のフレッシュな訓練生と、制服をパリっと着こなしたベテランクルーの両方に遭遇しました。

制服が支給されると、訓練はいよいよ集大成です。サービスの訓練を行って初期訓練はようやく修了。エコノミークラスのクルーとしてデビューを果たし、約1年から1年半、そこで経験を積むそうです。訓練の卒業式では、制服を初めて着た時の感動を忘れないよう、ビデオや写真を流すそうですが、中には嬉しくて泣いてしまうクルーも。そんなドラマが起きている訓練センターで、私も夢を追いかけていた頃の気持ちを思い出しました。


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エミレーツ航空のシェフ

エミレーツ航空のケータリング・センター見学のお土産にと、「シェフ考案のレシピブック」をいただきました。いただいたのは第2版で、1年に1度発行、今年のレシピブックももう間もなく刊行されると聞きました。

ページをめくると、インターナショナル・キュイジーヌのレシピがずらっと並び、色彩豊かで楽しい──例えば写真のレシピは、伝統的なミドル・イースタンのメインコースで、ヨルダン出身のシェフによってつくられています。同社のシェフは、世界各国から集まるインターナショナルチーム。出身は様々で、それぞれが色々なところで働いた経験を持つため、世界中へ飛ぶ運航便に合った機内食を作るのも、それほど難しくないそうです。

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ケータリング・センターの案内は、日本人シェフの佐藤さんにしていただきました。まだ若く見えましたが、「Executive sous chef」という称号を持ち、二番手のシェフとして活躍しています。ホットキッチン(火を使う調理場)の責任者として、他のシェフたちを指導している姿を見ると、同じ日本人として嬉しくなりました。

訪れたケータリング・センターの隣では建設工事の真っ最中でした。何かと尋ねると、ビジネスクラスとファーストクラス専用のキッチンになるそうです。「今のプロジェクトは、機内にも1人シェフをおいて、アラカルト・レストランというコンセプトで検討を進めています。」とおっしゃっていました。どんどん進化するエミレーツ航空の機内食、本当にこれからが楽しみです。

posted by Amelia at 22:41| Comment(0) | エミレーツ航空で行くドバイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エミレーツ航空の機内食工場へ

従業員数9,800人で毎日15万食をお客様へ届ける──エミレーツ航空の機内食を作るケータリング工場、「エミレーツ・フライト・ケータリング」に潜入しました。昨年1年で、4千万食をエミレーツ航空に、8百万食をドバイに運航する他のエアラインに提供した実績を誇ります。世界でも有数の大規模な工場で、技術も進んでいることを感じました。

印象に残っているのは、10名ほどのスタッフが横1列に並び、キッチンから運び込まれてくる食事を流れ作業でトレイに乗せていく作業です。それぞれが一品乗せて次の人に回し、最後の人がミールカートに設置します。そのカートはどんどん溜まっていく一方。心配になって、「どのカートがどこへ行くのか分からなくならないんですか?」と聞くと、「出発時刻の早い便のカートほど、手前に置くようにしているんですよ。それに、どのスタッフも、便名だけでどこに行くカートなのか、覚えているんです。」と。

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ドバイから出発するのは毎日500便以上。そんな莫大な便名を覚え切れるのかと感心していたら、「便名の最初の数字で、どのエリアか、分かるんです。1〜2はヨーロッパ、3はアジア、4はオーストラリアという風にね。」と教えてくれました。ケータリングトラックは275台。今日も多くのミールカードが、それぞれの便へと運ばれて行きました。


posted by Amelia at 22:14| Comment(1) | エミレーツ航空で行くドバイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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