2016年05月12日

30歳になった日のこと

今日は訳あって、初めてタクシー出勤をしました。誕生日だから自分へのご褒美に、とかそういうのでは全くなく、ただ時間がなかったことが理由。朝6時すぎに起きて庭の植物たちに水をやり、おにぎりとグレープフルーツを頬張ってからシャワーを浴びて、ピカーンと晴れた空のもと、2回分の洗濯物を気分ルンルンと干していたら、いつの間にか家を出る時間を過ぎてしまっていたのです。そんな訳で、家の近くのバス通りでタクシーを拾いました。

20代から30代になり、本当の意味で大人の世界に仲間入りできた気がして嬉しかったのに、年をひとつとっただけで現実も自分も何にも変わらない──それどころか、20代の頃の”抜け”の多い私をそのまま引き継いでしまったことに気づいて朝から肩をおとしました。でも、今日はそんなことすらどうでもよくなるくらいの快晴。

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1日を通して、セルリアンブルーの空が続きました。「快晴」というのは、雲の量が空全体の1割以下のことを言いますが、今日は雲ひとつない青空。過去の快晴の日のデータを平均すると、5月は1.9日、1年を通しても40日程度なのだとか。三十路を迎えた日にそんな空模様が見られて何かいいことありそう──とジンクスのようなことを頭に描いてしまう癖も相変わらず健在です。

さて、今日はたくさんの方々からメッセージやプレゼントをいただきました。ありがとうございます。この30年間、大きな病にかかることなく元気で楽しく生きていられるのは、両親や家族、周りの人たちのおかげだと感謝の念を抱いています。

「もうあれから30年かぁ、信じられないね」

今朝、電話ごしに聞いた両親の声に、私が徳島で産声をあげた30年前の今日はどんな天気で、どんな1日だったんだろう──そんなことを想像しました。将来いつか、今度は今日のこの日を思い出してフフっと笑えるように、30歳になった今日のいろいろをノートに書き留めました。慌ててタクシーに飛び乗ったことも、今晩出発するクアラルンプールへの旅の記録も添えて。


posted by Amelia at 17:48| Comment(0) | オフタイム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月03日

アナスイの旅のおとも

中学のとき、ANNA SUI(アナスイ)の香水が憧れでした。高校生の姉がつけていた甘い香りに惹かれて、「私もあれがほしい」と言って真似していたことを覚えています。大阪に遊びに行ったときには胸を高鳴らせながらお店へ。ムエット(香りを試す細長い紙)に香水をシュシュッと吹きかけ、本当はゴミ箱行きになるはずの紙をポケットに忍ばせました。今でも梅田駅の界隈を歩くと、当時の淡い気持ちと、甘くフルーティーな香りがよみがえってくる──アナスイの影響力に気づいたのは大人になってからでした。

でも、香水以外のアイテムはちょっぴり個性が強すぎて、あまり好きになれなかった記憶もちらほら。当時は真っ黒なバラ模様の手鏡を学生鞄に入れていたけれど、それはただ周りで流行っていたからというだけの理由です。黒とか紫とかバラとか蝶々とか──妖艶で色っぽい物よりも、ピンクとかハートとか、もっと可愛いデザインの雑貨のほうが好きだったのは、きっと私だけではないはずです。

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そんなアナスイが、今年の3月9日に「旅」や「リゾート」をテーマにした雑貨アイテムを扱うブランド「THE SOUVENIR SHOP_ANNA SUI」をデビューさせました。取り扱い店舗を調べて伊勢丹新宿店へ行ってみると、種類は決して多くはないものの、旅心をくすぐる商品が並びます。これまでのブランドイメージとは打って変わって明るい配色で、2016年春夏コレクションは「ハワイ」をイメージしたモチーフが中心。私の”アナスイ熱”が、またじわじわと復活してきそうな予感です。だって、フラガールやヤシの木などの柄プリントもデザインされて、全然アナスイじゃないみたい──。

なんでも、デザイナーのアナさんが旅好きなのだそう。私は少しアナスイ感が残る、ちょっぴりレトロなデザインの小物を買ってみました。日常で使う小物が可愛いと、それだけでハッピーな気分。「秋冬コレクションには、ハワイではなくてまた別のテーマの商品が出ますよ」店員さんからそう聞いて、夏なんかすっ飛ばして秋になればいいのにと思っています。こういう旅モチーフに、私の心は魅惑されてばかりです。
posted by Amelia at 16:49| Comment(0) | ヒコーキ・旅雑貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月01日

ルイ・ヴィトンの旅スタイル

4月23日から6月19日まで、東京の麹町で「空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン展」が開催されています。「旅」がひとつのテーマになっているこのエキシビションにはどうしても行きたくて、ゴールデン・ウィークの開始とともに訪れました。入場無料というのも嬉しいけれど、それゆえに休日は混雑するので事前のオンライン予約がお勧めです。

ルイ・ヴィトンと聞いて思い浮かべるのは、大学生のころに母からよく借りていたポシェットやバケット型の手持ちのバッグ。「旅」との共通点なんてどこにあるのだろうと思っていたら、現代のラゲージ(スーツケース)の前身がルイ・ヴィトンが創ったトランクだったのです。齢はまだ14歳のころに故郷のスイス・ジュラ地方を離れ、2年間歩いて旅をした先は仏国・パリ。そこで日常用品や衣装を荷造りする木箱職人の見習いとして仕事をはじめます。この経験をもとに船や鉄道、飛行機など、旅の手段に合わせたトランクが生み出されました。

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ルイ・ヴィトンのトランクの用途は旅に限らず、お客さんを家に迎えるときに花を入れて飾るトランクや、書籍やライティング道具を入れたものなど実にさまざまです。ワードローブ用、帽子用、書籍用と、それぞれにこだわりのあるトランクの使い方が当時の持ち主のセンスをうかがわせ、憧れを抱きながらも少し反省しました。だって、私のようにスーツケースに何でもかんでも物をポンポン入れ、旅先からはすき間というすき間にお土産をぎゅうぎゅうに詰め込むような使い方ってまったく品がない──。

でも、私も当時と同じような使い方をしているものがありました。上の写真の中央に写る小さな取っ手のついた鞄は、20世紀はじめに作られた「スティーマーバッグ」で当時の旅のサブバッグとして使われました。「着用済みの衣類(洗濯物)をトランクに一緒に入れてもいいのか」という疑問から生み出されたもので、折りたたんでトランクの底に収納していたのだとか。私も旅するときには折りたたみのバッグをスーツケースに忍ばせていますが、そんな旅スタイルが当時から受け継がれてきたのかと思うと、その最先端をいくルイ・ヴィトンの旅って素敵だったんだろうなぁと思いを巡らせています。
posted by Amelia at 22:02| Comment(0) | 旅の出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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